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　石川県は、２１年度当初予算案に金沢市の兼六駐車場建て替え事業費として２１億９９００万円を計上した。兼六・日成ビルド・鈴木ＪＶらにより２０日起工する第２期工事費に充当されることになっており、最終となる第３期工事費については、工事の継続性の観点から準備が整い次第、２１年度補正予算などで対応される見通し。
　兼六園下交差点拡幅整備事業と一体的に行われる兼六駐車場建て替え（金沢市小将町）は、全体面積がＳ造５階建て延べ２万３８０平方メートル。１階に観光バス４０台、２〜５階に普通乗用車４８０台が収容でき、観光・情報発信コーナー、トイレ、休憩コーナーなどを配する。設計は、中島建築事務所・エヌアンドピィアーキテクツ設計共同企業体（意匠）、田淵建築設計事務所（構造）、カサマツ事務所（設備設計）が担当。
　工事は３期に分けて行われ、第１期（Ｓ造５階建て延べ７７００平方メートル）が昨年供用を開始しており、第２期工事（Ｓ造５階建て延べ約１万３８３０平方メートル）の工期が２２年３月１５日まで。最終の３期工事は正面部を施工する内容で、工事エリアに金沢中警察署兼六園下交番が併設される。