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日刊建設タイムズ社
2021/03/17

【千葉】橋梁整備に24.6億円/亥鼻橋橋脚新設など/千葉市

 千葉市は2021年度当初予算に、橋梁架け替え事業4億6050万円、橋梁維持事業20億20万円を計上している。橋梁長寿命化修繕計画に基づき、架け替え事業において亥鼻橋と柏井橋の整備、また維持事業で西の谷跨線橋の耐震補強などを実施する。
 穴川天戸線の亥鼻橋は花見川に架設。現地での架け替えにあたり下流側に仮橋を設置し、交通機能を確保している。
 新橋は橋長88・3m、幅員15・7mの計画。上部工は3径間連続合成床版橋。下部工は逆T式橋台、張り出し式小判型橋脚。右岸側から下部工の設置を進めており、21年度はP2を施工。22年度以降、A2の設置を経て、2か年程度で上部工を進めることになりそうだ。明治コンサルタントが詳細設計を手掛けた。
 三角町柏井町線の柏井橋は花見川に架設。現地架け替えに伴い、上流側に仮橋を設置した。
 新橋については、橋長72・3m、幅員15・2mの計画。上部工は鋼2径間連続多主鈑桁橋。下部工は逆T式橋台、張り出し式小判型橋脚。20年度に上部工を完了させ、21年度の道路整備を経て完成に至る運び。設計者は構造エンジニアリング。
 幕張本郷140号線の西の谷跨線橋は、JR総武本線などと立体交差している。橋長172・4m、幅員10m、1973年の架設。上部工は5径間鋼I桁橋。下部工は重力式橋台、逆T壁式橋脚。
 落橋防止装置の設置およびP1、P3の補強を済ませており、21年度には19年度から進めてきたP4のコンクリート巻き立てを完了する。22年度以降、P2の補強を行うこととなる。補強の実施設計については、高島テクノロジーセンターが取りまとめた。
 維持事業ではそのほか、14橋の補修や都市モノレールインフラ施設の設備更新などを実施する。

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