初のオンライン形式で実施 16社から46人がZOOMで参加 (一社)長崎県建設業協会(谷村隆三会長)は、会員企業に今春就職予定の内定者を対象にした2020年度の『入職前研修』を10日から二日間にわたって行った。今回は、コロナ禍を踏まえ、初のオンライン形式で実施した。
参加したのは、長崎、県北、県央、島原、さらには五島の各地区に所在する会員企業16社に就職予定の計46人。それぞれの会社や自宅のパソコンと、建設業協会本部が所在する長崎県建設総合会館の会議室などを、Web会議アプリのZOOMで結んで研修した。
初日は、噂の土木応援チームデミーとマツ≠ニして活躍する長崎大学大学院技術職員の出水享氏が長崎大学から『建設業の魅力』について講演。その後、県土木部建設企画課の本田直也係長が、公共事業の役割と長崎における建設業の現状・未来について、また、長崎ダイヤモンドスタッフ鰍フ永田あかね氏がビジネスマナーについて、それぞれ建設総合会館の会議室から講演した。
二日目は、日本コンサルタントグループ梶i本社・東京都)と各参加者、会館会議室を結んで、経営コンサルタントの菅原政郎氏が講師となって研修。午前中に「会社と組織」や「仕事の進め方」といった社会人の基本や、▽業界を取り巻く経済社会環境▽引き合いから受注まで▽着工から引き渡しまで▽アフターメンテと顧客満足―といった「建設業の基本知識」を学んだ。その上で、午後に、入札・受注から竣工までや、施工管理(品質・原価・工程・安全)について、参加者がグループに分かれて検討・シミュレーションした。
同様の研修会はこれまで、(公財)長崎県建設技術研究センター(ナーク)を会場に5日間にわたって行ってきた。ただ昨年はコロナ禍で中止。今回は感染症拡大防止の観点から、期間を短縮しオンライン形式で実施することにした。