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建通新聞社(中部)
2021/03/16

【愛知】名高速 新洲崎JCT設計19億で大林JV

名古屋高速道路公社は、技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)による市道高速1号他新洲崎工区改築事業の公募型プロポーザルで、大林組を代表とする異工種JVを優先交渉権者に選定するとともに、同JVと3月12日付で実施設計の委託契約を締結した。契約額は19億5426万円。予定価格は19億5448万円(税込)だった。
 今後は2022年8月31日の納期で設計を進めた後、同JVと工事に係る価格交渉を行い、交渉が成立した場合、工事契約を結ぶことになる。工事の参考価格は300億円となっている。
 異工種JVの構成員は、大林組、大豊建設、矢作建設工業、川田工業、MMB(エム・エム ブリッジ)、宮地エンジニアリング、瀧上工業、駒井ハルテックの全8社。
 実施設計では新洲崎ジャンクション(JCT)の出入り口の追加・改良に当たり、耐久性、維持管理性、耐震性、景観性、施工性、経済性などの観点を踏まえた構造設計をまとめる。対象となる事業規模は、新設分離桁延長2468b、既設一体桁延長1080b、新設橋脚45基、新設橋台2基。これらの橋梁設計(上部工、橋脚工など)、CIM、平面街路復旧設計、仮設構造物設計、一般構造物設計、地下構造物設計、実験などを一括して行う。
 業務地は名古屋市中村区名駅南2丁目〜大須2丁目。
 同事業は、リニア中央新幹線の開業に向け、増加する交通需要に対応しつつ、名古屋駅など都心部へのアクセス向上、広域交通網の連携強化を図る。このため名古屋駅に向けた出入り口ランプ4本を追加整備する計画で、北行きONランプを除く三つのランプが現道高速上をまたぐ他、東行ON、西行OFFの両ランプが堀川もまたぐ形で市道下広井町線に接続させる。

提供:建通新聞社