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建通新聞社(東京)
2021/03/15

【東京】都水道局 スマートメータの技術提案を公募

 東京都水道局は、低コストなスマートメータの普及に向け、新たな機器を開発するための企画コンペを開始した。参加事業者は国内外を問わない。3月17日まで申し込みを受け付ける。企画書などの提出は4月7日正午まで。プレゼンテーションを経て5月21日までに結果を通知する。
 水道局では、2030年代までに都内全ての住戸にスマートメータを設置することを目指している。検針業務の負担を減らすとともに、漏水の早期発見や老朽化した設備の管理をはじめとする業務の効率化とサービス向上につなげたい考え。一方で、メータ本体や通信費が高額なことが導入に向けた課題となっている。
 今回のコンペでは、「一体型」または「アタッチメント型」のスマートメータそれぞれで、課題解決につながる技術提案を募集する。
 一体型は、通信機能を内蔵したスマートメータ。製造から運搬、設置に必要なトータルコストを低減する材質と構造の選定、設置環境や地域特性を考慮した最適な通信方式などに関する提案を求める。
 アタッチメント型は既存の機械式メータに取り付けが可能な通信機器。既存メータに対応した構造や通信方式、電池の長期間運用に向けた工夫などの対応策を募る。
 事業費(委託料)の上限は税込み5000万円。
 参加方法など詳細は、同局のホームページ(https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/press/r02/press210304-01.html)に掲載している。

提供:建通新聞社