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　千葉市は、ＪＲ稲毛駅東口周辺とＪＲ蘇我駅東口周辺において、組合施行の再開発事業を検討している。基本計画の策定に向け、駅前広場の検討業務を２０２１年度早期に委託したい考え。事業費については、同年度当初予算に稲毛駅周辺６５０万円、蘇我駅周辺７２０万円を計上した。
　両駅の東口駅前広場等は、交通混雑が発生するなどしており、周辺街区の一体的な再編が求められている。
　稲毛駅周辺に関しては、地権者を対象とするまちづくりに関する勉強会を17年度から11回にわたって開催してきた。
　蘇我駅周辺においては勉強会などの準備組織がつくられておらず、地権者に対して声掛けを行っている段階。ジェフユナイテッド市原・千葉のホームタウンとして、チームを身近に感じられるような環境整備を計画していく。
　21年度は、再開発の対象範囲について地権者との合意形成を進めるとともに、検討業務で駅前広場の配置案などの基礎資料を作成。駅前広場に関して、バスバース、タクシープール、一般車待機場、緑地などの配置や規模等を設定する。
　今後、基本計画が策定されれば、準備組合を設立することになる。地権者の合意形成、デベロッパーやコンサルタントの決定、都市計画手続き、事業計画の決定などを経て、組合設立認可を受け、事業着手に至る見通しだ。