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　宇和島市は、市立宇和島病院にエネルギーセンターを新築するため２０２１年度当初予算案に事業費１億７６０３万円を計上した。21年度に基本・実施設計を行い、22年度に既存施設の解体、23年度に新築着手し24年度完成を目指す。また、事業を進めるに当たり、コンストラクションマネジメント（ＣＭ）を導入する見通し。
　エネルギーセンターは、南海・東南海地震などによる津波対策のため、看護師宿舎と院内保育所解体跡地に建設し、現在病院地下にある電源設備を移転する。新施設には病院機能の一部と会議室スペースも整備。非常時には避難所としても利用する想定。
　解体する施設は、１階を保育所、２〜４階を看護師寮として利用しており、保育所は隣接地に改築する。20年度に松浦設計（宇和島市）が設計を進めており、21年度に着手する。新保育所の規模は延べ６００平方�b程度。設計中なので未確定だが木造となる見通し。看護寮は今後民間施設を借りる。解体施設の規模は鉄筋コンクリート造４階建て延べ１８１７平方�b。
提供：建通新聞社