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日刊建設工業新聞
2021/03/15

【鳥取】21年度直轄事業計画/北条道路に39〜44億円投入/26年度開通必要額を確保

 国交省中国地方整備局はこのほど、2021年度予算案に盛り込んでいる県内直轄事業の概要を県土整備部に示した。26年度供用を目指す山陰道・北条道路には39億円〜44億円を投入し、開通予定に必要な額を確保する。
 提示した事業概要には、箇所ごとに最大―最小の幅を持たせた事業費を記載。北条道路はわいIC―大栄東伯IC(13・5`)は開通必要額39億円〜44億円と明記。20年度予算31億7000万円を最低でも上回る事業費が確実となった。調査設計や改良工事、橋梁上下部工を促進する。
 また、国道183号鍵掛峠道路(広島県庄原市〜日南町新屋)は、25年度供用に向けて開通必要額15億円〜17億円を手当て。20年度(7億2700万円)の倍以上の予算を投じる。
 防災対策では鳥取自動車道と米子道の追い越し付加車線、国道373号志戸坂峠防災の3事業に16億円〜20億円。交通安全事業は国道9号鳥取大橋西詰め交差点改良や国道29号祢宜谷歩道、国道53号鷹狩歩道に米子、千代水、栄町の各電線共同溝を加え7億円〜18億円を配分する。
 河川関係は日野川、天神川、千代川に最大20億1000万円。大山砂防は最大16億4000万円を充て、美用堰堤などを促進するほか、野添5号堰堤など3カ所を年度内に完成させる。皆生海岸の富益工区人工リーフには最大2億7000万円。
 このほか港湾は鳥取港の西浜航路開設に関連し、第1防波堤延伸の設計に最大2億円、米子空港はエプロンの舗装改良に最大4億1000万円を付ける。
 境港管理組合関係は、外港防波堤と防舷材など予防保全にそれぞれ最大3億円を見込んだ。

日刊建設工業新聞