トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(神奈川)
2021/03/11

【神奈川】相模原市 鵜野森交差点周辺の土地利用構想策定

 相模原市は、鵜野森交差点周辺地区(鵜野森A〜D地区)の土地利用構想を策定した。今後は事業化に向け、幹線道路など都市基盤整備との整合を図りながら、事業手法の検討や資金計画、事業スケジュールの意思決定を行う方針。
 同地区の事業面積は約18・2f。相模大野駅から北西に約1・4`、国道16号と県道52号の交差部に位置し、市街化区域に囲まれた市街化調整区域となっている。A地区は約5f、B地区は約4・4f、C地区は約4・3f、D地区は約4・5f。
 第7回線引き見直しで「土地利用の検討を進める地区」に位置付けた一般保留地区の鵜野森B・C・D地区について、土地区画整理事業を前提とした基礎調査を行ったが、A地区も含め一体的な土地利用を推進するため、地区全体の土地利用構想をまとめた。
 構想では、国道16号は交通量が多く、慢性的な渋滞が発生していることから、さらなる交通負荷を伴うような大規模集客施設の立地を規制。周辺の土地利用と調和した良好な住環境の創出を図る「住居系土地利用ゾーン」を基本とし、国道16 号沿道については、現況の土地利用を生かし、沿道サービス施設など「沿道系土地利用ゾーン」とした。
 今後は構想を基に土地利用や事業手法について調査・検討を進める。調査・検討に当たっては、民間企業を含め、関係機関のさまざまな意見を取り入れる。土地利用や事業手法、幹線道路の整備計画(県道52号多車線化など)が固まった後、資金計画や事業スケジュールを意思決定する。行財政構造改革プラン案では、同地区について計画期間中(21〜27年度)に検討・調査を実施するが、事業着手はしないとしており、事業化は早くても28年度以降となる。

提供:建通新聞社