石川県議会は9日、本会議を再開し、中村勲、岡野定隆志、川裕一郎、太郎田真里、清水真一路、長田哲也、太田臣宣の7議員が一般質問した。
今年度が最終となる「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」の後継となる「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」による河川の堆積土砂除去の進め方について城ヶ崎正人土木部長は、「これまでの知見を踏まえて来年度から国の5カ年加速化対策を活用して県管理河川のうち堆積傾向にある約160河川について土砂堆積が見込まれる個所をあらかじめ計画的に除去する。来年度は35河川で行う」としたほか、「二宮川(中能登町)など堆積の進行が速い河川では5カ年のうちに複数回除去することが必要と考えている」とした。
七尾市内を流れる鷹合川と御祓川の改修について土木部長は「鷹合川では御祓川合流点から細口町までの約2・1キロ区間、御祓川では河口から国府町までの約2・5キロ区間で河川拡幅を終えた。来年度は5カ年加速化対策により鷹合川で最後に残る橋梁上部工事を進めることで、整備におおむねのめどがつく。御祓川では放水路区間となる小丸山大橋や桜川大橋付近で河道掘削を計画しており、必要経費を今議会にお諮りしている」とした。
国道359号小坂町〜森本間4車線化を求める質問に対して土木部長は「4車線での都市計画決定がなされており、朝夕の交通混雑も見られるが、平成18年の山側幹線全線供用に伴い、混雑が緩和している。国、市と連携して山側幹線4車線化、海側幹線整備を進めており、今後の交通状況を見極めたい」と答えた。