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嬬恋村（熊川栄村長）の２０２１年度当初予算が定例村議会で可決され、９日までに明らかとなった。一般会計は76億３３０９万円で前年度比２・１％減となった。19年発生の台風19号関連で災害復旧事業が大きく、河川３億５０００万円はじめ農地、村道、社会教育施設などで一日も早い復旧を目指す。このほか、村道の維持管理や新設改良、橋梁整備、小規模農村整備事業、農地耕作条件改善事業にも測量設計委託料、工事費を盛り込んだ。
災害復旧事業のうち河川は全額工事費となっている。ほか、農地は測量設計委託料３００万円、工事費１２００万円。道路橋梁災害復旧として村道は測量設計委託料５００万円、工事費４０００万円など。社会教育施設には設計監理委託料８８０万円、工事費５５００万円などとした。
災害復旧以外の建設関連事業は、村道整備で緊急路面維持修繕事業１５００万円、維持管理事業１億８０００万円の工事費を確保。新設改良には橋梁整備で調査と詳細設計に２８１５万円の委託料、橋梁工事費へ１億１１００万円など。道路改築事業は設計委託料８０５０万円、工事費９０００万円とした。
農業、林業関係事業は、農産物振興事業で木工センター冷蔵庫改修工事費２７０万円。村単土地改良事業には測量設計委託料３００万円、工事費２０００万円。小規模農村整備事業は設計委託料１４００万円、工事費１億２００万円。農地耕作条件改善事業も測量設計委託料９００万円、工事費１億３８００万円を盛り込んだ。林業振興は林道維持管理事業で測量設計委託料１２０万円、林道工事費１５００万円などを確保している。
鎌原観音堂周辺整備事業は、地域計画作成コンサルタント業務３２０万円、測量業務２００万円といった委託料が中心。
特別会計は、簡易水道事業で工事費１億２３２０万円、災害復旧工事費６６０万円。公共下水道は、ストックマネジメントほか実施設計委託料２５５５万円、下水道工事費２５０万円など。上水道事業会計は、配水管敷設替工事費４１９０万円、設計委託料８８０万円が主だったところ。