大型のPC上部工工事2件が新年度早々にも県庁から発注されそうだ。県土整備部は杉下橋(琴浦町下大江〜杉下)と通称・新井橋(岩美町新井)の上部工をそれぞれ4月に工事公告し、5月に入札する。
県道東伯関金線・杉下橋は加勢蛇川に架かる現橋を改築する。上部工のタイプは「ポストテンション方式2径間連結PCT桁橋」。橋長78・6b。
国の20年度第3次補正を受けており、21年度当初予算を合わせた工事費は4億円弱。2カ年の債務負担行為によって22年秋までに架設する。
一方、新井橋は岩美町役場前を走る県道岩美停車場河崎線から国道9号にタッチする終点部で蒲生川に新設する。タイプは「ポストテンション方式PC単純バルブT桁橋」。橋長48・5b。
昨年「11月補正」で22年度までの債務負担行為を設定。工事費は3億円規模となりそうで、着工後22年夏ごろまでに完成させる。
両工事の施工形態は県内外のPC業者で編成する2社JV。落札決定方式は「技術提案評価型総合評価」を採用する。同部では「できれば4月早々にも発注したい」(道路建設課)と話しており、5月にかけて新井橋から公告する準備を整える。
日刊建設工業新聞