高槻市は、2021年度当初予算案を発表した。JR高槻駅北側の駅前広場リニューアルや大手八幡線改良の事業費など投資的経費として115億8500万円を計上した。対前年度当初比では24・4%減となった。
JR高槻駅北側の駅前広場リニューアル事業費に1億7525万円を配分した。市の玄関口にふさわしい駅周辺エリアの創出へ用地買収を継続し、21年度内に整備工事に着手する見通し。
駅前広場の面積は6000平方bで、広場全体のバリアフリー化や中央階段へのエスカレーター設置などを検討している。22年度末の完成を目指す。施工場所は芥川町1丁目。限度額9億6900万円(21〜22年度)の債務負担行為を設定している。
また浸水被害軽減対策費として1億2400万円を充て、JR高槻駅の駅前広場に雨水貯留施設を整備する。
大手八幡線改良事業費として2824万円を計上した。芸術文化劇場へのアクセスルートとなる同線の歩道の未整備区間の用地買収を行うとともに、無電柱化に向けて電線共同溝の実施設計を行う。電線共同溝の実施設計区間は芸術文化劇場の東側に当たる延長330b、歩道未整備区間は延長25b。
中消防署富田分署の建て替えと、多機能型消防団訓練施設の整備費として3023万円を計上した。21年度は基本・実施設計に着手する。22年度中に着工し、24年度の運用開始を想定している。建設地は川添1丁目の植木団地跡地。予定敷地面積は5500平方b。
継続事業として、城跡公園再整備事業費に2億1240万円、市民会館建て替え事業費に54億2314万円を配分し、22年度の完成を目指す。
当初予算案の総額は2352億7216万円。一般会計は1247億8797万円。
提供:建通新聞社