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　白山市は３日、２１年度当初予算案を内示した。一般会計は前年度に比べて同等の５０１億４００万円で、特別会計や事業会計を含めた予算総額は同１・４％増の８７１億４３３９万７０００円となった。新工業団地関連の事業費などが盛り込まれた。
　一般会計は２年連続で５００億円を超えたものの、コロナ関連や市税の償還分など臨時支出を除くと約４８０億５２００万円で前年度比４・１％減となる。
　この日の記者会見で山田憲昭市長は、教育施設の整備や土地区画整理事業など大型の事業を紹介。前年度に比べ、２０億円の大幅な増加となった工業団地造成事業特別会計にも触れ、旭工業団地北部地区について「迅速かつ着実な事業の進捗を図る」と強調した。主な内容は次の通り。（新）は新規事業。
▽（新）緑寿荘整備事業費　１３５１万円　実施設計など
▽鳥越中学校大規模改造事業費　２億７０１５万円
▽公民館建設等事業費　６億１２５２万２０００円　笠間、宮保防災コミュニティセンターの建設
▽市立野球場建設事業費　５２２５万円　実施設計など
▽斎場整備基金積立金　１億円
▽在来線新駅整備事業費　４億１００６万２０００円　西松任駅建設の負担金など
▽土地区画整理事業費　３億９２８０万円
【工業団地造成事業特別会計】
▽新工業団地整備事業費　２３億７９１６万５０００円　旭工業団地北部地区の土地購入、造成など