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建通新聞社
2021/03/04

【大阪】茨木市 投資的経費は134・4億

 茨木市は、2021年度当初予算案を発表した。中学校給食センターの整備方針作成費、阪急茨木市駅西口の駅前周辺整備推進費など投資的経費に134億4000万円を計上した。前年度6月補正後の予算と比べ156・3%増となった。
 中学校給食センター整備運営事業の実施方針作成費に2427万円を配分した。実施方針作成と事業者選定へ、21年度早々に方針作成を委託する見通し。市立全14校に配膳するためPFI手法で給食センターを建設する。候補地は彩都はなだ1丁目の敷地1万7687平方b。23〜24年度に設計・工事、25年度中の供用を目指す。概算事業費は139億8000万円。
 阪急茨木市駅西口駅前周辺整備推進費に985万円、JR茨木駅西口駅前周辺整備推進費に804万円を充当。阪急側は駅前周辺活性化へ基本計画策定に向けた課題整理、JR側は基本計画を策定し交通結節点の機能強化などを協議する。
 市は20年度に10年スパンの「まちの将来像」を提示。これを受けて阪急茨木市駅西地区(永代町)の約2fの敷地を対象に、延べ床面積約6万5000平方bの商業施設と高層マンションを整備する考えを示した。またJR茨木市駅の周辺整備とともに、阪急側とつなぐ中央通りや東西通りの交通機能強化や公共空間のデザイン検討などを行う。
 病院誘致に向けた基本整備構想策定費に1701万円を充当した。市が求める医療環境の方向性など基本構想をまとめ、事業者選定を行う。候補地は阪急茨木市駅東側の市営双葉町自転車駐車場(双葉町11)などを想定する。
 この他、継続事業として市民会館跡地エリア新施設と広場整備費に24億8790万円(20〜23年度に限度額152億8000万円の債務負担行為を設定)、安威川ダム周辺整備事業費に1億7949万円(22〜23年度に限度額7億4500万円の債務負担行為を設定)を配分し、事業の進展を図る。
 当初予算案の総額は1776億5288万円。一般会計は1012億1000万円。

提供:建通新聞社