長柄町は2日開会の第1回定例議会に、2021年度当初予算案を上程した。一般会計は、前年度当初比39・2%増の49億6100万円。普通建設事業費は、新公民館建設工事費の計上を主な要因として、同555・3%増の14億3415万1000円。新公民館建設工事11億5030万円、町道3033号線道路改良工事1億1800万円、町道1457号線道路改良工事6370万円、地籍調査業務委託2億9114万3000円、ICT環境整備事業3336万5000円を盛り込んでいる。
新公民館は、旧長柄保育所跡地の桜谷689―3ほかに、公民館と学童クラブの複合施設として建設する。新築規模等は、S造平屋、床面積1704・44u(公民館1548・44u、学童クラブ156u)の計画としていた。22年度の供用開始を予定。基本・実施設計者は榎本建築設計事務所。
工事費のほか、設計監理業務委託2200万円、引っ越し業務委託200万円、備品購入2100万円を計上している。
町道3033号線では、高山交差点から国道409号線までの延長2270mを対象に工事を実施する。
町道1457号線については、スマートインターチェンジ周辺道路整備の一環として、改良を行う。
地籍調査業務委託は、境界立ち会い面積ベースで6・19平方キロメートルを対象とする予定。主な業務内容は、基準点設置、境界確定測量、境界立ち会い、図面作成。6〜7月にも一般競争入札を公告する。
ICT環境整備事業においては、新学習指導要領に基づき、ネットワーク環境を整備する。事業費の内訳は、小学校機器使用料1684万8000円、中学校機器使用料907万2000円ほか。