電気設備器具を製造する日東工業(長久手市蟹原2201)は、瀬戸市で計画している新工場について、6月から清水建設名古屋支店(名古屋市中区)で造成工事に着手する。建築は設計・施工一括で発注する。設計・施工者について同社は「内定しているが非公表」と回答した。
日東工業は当初、工場棟と事務所棟の2棟で新工場を構成する計画としていたが、両機能を1棟に集約する案に変更した。建物の規模などは検討中。当初の計画では、工場棟が鉄骨造平屋3万6000平方b、事務所棟が3階建て延べ4000平方bで、200億円を投じて建設するとしていた。
造成工事の工期は6月から2023年11月で、22年夏ごろから建築にも着手していく考えだ。新工場の稼働開始は24年4月を予定している。
建設地は瀬戸市八床町22ノ4。敷地面積は約25万平方b。
新工場の建設は、配電盤関連製品の生産能力増強と生産効率化を目的としており、主にキャビネットや高圧受電設備、分電盤、ブレーカーなどを生産する。
提供:建通新聞社