かわまち計画の北側に移転 基本設計に550万
南信州広域連合は、2021年度第1回定例会を2月26日に開き、高森消防署の庁舎移転計画について飯田広域消防本部が報告。移転候補地は、高森町山吹(国道153号沿い、カインズ高森店周辺、天竜川高森かわまちづくり計画地北側の町有地)を選定した。21年度に基本設計を行うとし、21年度当初予算に飯田広域消防特別会計で550万円を計上している。
高森消防署庁舎は1981年10月に建設され、築39年が経過。庁舎の建て替えが必要な時期を迎えているほか、天竜川の浸水想定区域内に既存庁舎が位置していることや敷地が手狭などの理由から必要な敷地面積を確保し安全対策を講じたうえで庁舎を移転する方針を示していた。移転候補地は、盛土によるかさ上げがされ、さらに高森町の「かわまちづくり計画」と連携し、堤防の整備などが進められることから、より安全性の確保が見込まれる−としている。
必要な敷地面積は約3000uを想定。今後のスケジュールは、22年度の実施設計、着工は23年度を予定し、最短で23年度末の竣工を計画している。
21年度当初予算 稲葉クリーンCの修繕など
このほか定例会では、21年度当初予算案や20年度補正予算案を審議し、同日可決された。一般会計は15億7950万円(前年度比1億1120万・6.6%減)、飯田広域消防特別会計は21億3340万円(同1億2070万・5.4%減)、稲葉クリーンセンター特別会計は1億8351万円(同4378万・31.3%増)となった。
主な歳出は◇稲葉クリーンセンター施設メンテナンス工事6095万円◇飯田竜水園し尿処理事業設備保守点検業務6507万円◇
高森消防署庁舎建設基本設計550万円◇消防庁舎改修工事で3庁舎(羽場・龍江・山本)のLED化工事277万円◇阿南消防署訓練場舗装改修工事297万円−など。
提供:新建新聞社