日本赤十字社京都府支部(設計プロポ公告時は山田啓二支部長、3月1日から西脇隆俊支部長、京都市東山区三十三間堂廻り町644)は、上京区の京都府庁南西側の日赤所有地に移転する。設計は公募型プロポーザル方式で選定し、5月〜11月に設計を進め、工事は令和4年4月〜令和5年9月を予定。
京都府庁周辺に使用可能な日赤所有地(京都第二赤十字病院泉寮)があること、東山区の現有地の売却により工事費が確保できること、府庁及び京都第二赤十字病院と近接しており連携強化で災害対応能力の向上が見込めることから、移転新築することを決めた。
日本赤十字社京都府支部庁舎移転新築工事設計・監理業務を2月8日にプロポで公告した。
業務場所は京都市上京区下立売通油小路西入東橋詰町178、180の敷地面積1293・05u(公簿)。用途地域は第二種住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)。
業務期間(予定)は、基本設計・実施設計期間が令和3年5月〜令和3年11月、監理期間(工期)が令和4年4月〜令和5年9月。
プロポ参加は単体の企業で、▽日本赤十字社本社又は日本赤十字社京都府支部管内における競争入札参加資格の資格等級において、「設計・測量」の602「建築設計・監理」でA等級の認定を受けている者▽一級建築士事務所の登録をし、設計・工事監理業務を10年以上継続していること▽平成22年4月1日以降に日本国内において、竣工又は工事中の業務で以下に示す工事と同規模以上の新築工事に係る設計監理業務の実績を有すること。S造、RC造又はSRC造で、3階建以上かつ延1500u以上の庁舎・事務所用途の建物等。
プロポ説明書の配付は2月26日に終了、参加表明書の提出は3月1日に終了した。プロポ提出要請書の通知は3月5日に行う。プロポの提出は3月25日から4月7日まで。ヒアリングは4月15日に行う。
担当部署は日本赤十字社京都府支部総務課(рO75−541−9326)。
工事概要(予定)は、ア・京都第二赤十字病院泉寮等の解体工事(寄宿舎及び院内保育所RC造地下1階地上4階建、延2554・57u)、イ・支部庁舎の新築工事(延約1500〜2000u)、構造はS造又はRC造、耐震構造。
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日赤京都府支部の上京への移転に伴い、京都第二赤十字病院近接地に附属棟を建設。解体される寄宿舎及び院内保育所の機能を移転させる。
日本赤十字社京都第二赤十字病院(院長小林裕氏、京都市上京区釜座通丸太町上ル春帯町355−5)は、「(仮称)京都第二赤十字病院附属棟」を計画している。
京都第二赤十字病院東側に位置する京都市上京区釜座通丸太町上ル春帯町346の敷地345・97u(新町通と椹木町通の交差点南東角。現在はコインパーキング)にS造3階建、延563・32u(建築面積202・43u)の事務所を新築する。用途は倉庫、院内保育園、看護学校実習室。建築物の高さは10・60m。
7月初め頃に着工し、令和4年3月末頃に完成する予定。工事施工者は未定。
設計は内藤建築事務所(京都市左京区・075−781−4111)。