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日刊建設工業新聞
2021/03/02

【鳥取】新労務単価は10日以降適用/前年比0.8%増は9年連続/技術者単価も合わせ適用

 国交省が2021年度の公共工事設計労務単価を発表したのを受け、県土整備部は今月10日以降の調達公告から新単価を適用する。県内全職種平均は前年度比0・8%引き上げられ、9年連続して増加。ただ、上昇に転じた13年度以降、伸び率は最小となった。
 新型コロナウイルスの影響を踏まえ特別措置を講じ、労務費調査の結果、前年度比マイナスになった職種の単価は据え置いた。13年度以降の累計上昇率は、12年度比42・9%の伸び。
 県内主要10職種では7職種が据え置きになり、伸び率は0・59%。上昇したのは「特殊作業員」が100円上昇(0・5%)して1万8600円に、「運転手一般」は400円上昇(2・6%)して1万5500円、「型わく工」が600円上昇(2・8%)し2万1800円となった。
 10職種以外では「交通誘導警備員A」が200円上昇(1・4%)し1万4100円、「同B」は100円上昇(1・8%)して1万1200円に改められた。
 また、「設計業務委託等技術者単価」は前年度比1・6%増の全職種平均4万0890円になった。12年度比では30・9%増。「地質調査員」が1300円上昇(5・3%)したほか、「主任技師」も2100円上昇(3・8%)になった。
 新単価について、同部は今10日以降の調達公告から適用する。併せて旧単価の下で積算し、今1日以降に契約した工事と業務は、特例措置によって新単価での変更に応じる。一部の補正工事や年間道路維持工事が対象となりそう。

日刊建設工業新聞