栗東市はこのほど、一般会計261億2000万円、特別会計155億7900万円―から成る総額416億9900万円の2021年度当初予算案を発表、1日開会の市議会定例会に上程した。
一般会計の対前年比は、4・0%、10億0700万円の増、総額も同1・1%、4億6000万円の増。また、普通建設事業費は、来年4月の開園を目指す民間保育所の整備補助費4億3100万円や前年度に引き続き実施する葉山中学校の大規模改修など小中学校改修工事費に5億2300万円余りを計上したことから、31億3884万8千円(同31・8%、7億5782万3千円増)となっている。
主な事業は、民設学童保育所2園増設など、学童保育所管理運営事業費として、2億1539万円。治田・治田西・大宝西各小学校体育館トイレ改修工事など、小学校大規模改造事業費に3589万円。地質調査など火葬場整備費に8400万円。25年度開催予定の第79回国民スポーツ大会および第24回全国障害者スポーツ大会に向け市民体育館改修工事などを実施する社会体育施設整備事業費に1億5337万円。また、昨年度に引き続き、中消防署出張所の建設工事などに防災・水防活動推進事業費として3億2078万円などを計上。
栗東市の予算概要は次の通り。
◎経済の安心を生み出す
▽まちづくり基本構想に係る基盤整備事業(後継プラン)=8689万7千円
▽企業立地推進事業=2億7075万5千円
▽東部開発推進事業=1億0227万2千円(開発整備を進めるために必要となる道路の保安林解除や詳細設計、用地買収等を実施
▽農政対策経費=2208万円
▽土地改良事業=1880万円
▽圃場整備推進事業=600万円(県営経営体育成基盤整備事業〔六地蔵地区〕の推進)
▽林道維持管理経費=727万7千円
◎教育・子育ての安心を育む
▽学童保育所管理運営経費=2億3500万6千円
▽保育園管理運営経費=25億8271万6千円(待機児童解消に向けて、民間の認可保育所の整備を実施)
▽教育施設改修等事業=5億2331万円(治田・治田西・大宝西各小学校体育館トイレ改修工事、金勝小学校グラウンド改修工事、葉山中学校大規模改造工事、葉山東幼児園空調更新工事等を実施)
◎福祉・健康の安心を築く
▽社会体育施設整備事業=1億5237万円(市民体育館改修工事等を実施)
◎暮らしの安心を支える
▽文化財保護事業=1105万7千円(昨年度に引き続き、文化財保存活用地域計画を作成)
▽地域墓地環境整備等事業=8482万7千円(用地測量調査、地質調査、環境影響調査等を実施)
▽環境センター施設整備事業=890万円
▽防火水槽・消火栓維持管理事業=1286万1千円(防火水槽防水改修工事を実施)
▽防災・水防活動推進事業=3億2078万2千円(昨年に引き続き、中消防署出張署等の建設工事を実施)
▽防犯のまちづくり推進事業=1208万6千円
▽地域コミュニティセンター管理運営経費=1億3321万円(コミュニティセンターのトイレ改修工事等を実施)
▽住宅管理運営経費=1億9529万9千円(第二次栗東市住生活基本計画の策定、空き家リノベーションモデル事業を実施)
▽住宅・建築物安全ストック形成事業=857万5千円(木造住宅耐震改修助成事業、危険ブロック塀等対策助成事業を実施)
▽市道維持補修事業=1億0175万7千円
▽市道維持管理・愛護事業=8693万1千円(河川堆積土砂管理計画等の策定)
▽市道新設改良事業=4億9460万7千円
▽都市計画道路整備事業=2億4861万5千円
▽公園維持管理・整備事業=1947万6千円
▽交通安全施設整備事業=1453万9千円
▽水道事業会計=20億1820万9千円(水道事業アセットマネジメントに基づく水道施設の耐震化事業や、老朽管の更新事業を実施)
▽公共下水道事業会計=33億0914万7千円(公共下水道事業ストックマネジメント基本計画に基づく施設の調査・診断業務やマンホール蓋更新工事、雨水幹線整備として葉山川雨水幹線整備事業を実施)
提供:滋賀産業新聞