建設新聞社
2021/03/01
【東北・秋田】福山コンで地区計画策定/由利本荘市一番堰まちづくり事業
由利本荘市は、同市薬師堂地内の約9fをTDK(東京都中央区日本橋2の5の1 石黒成直代表取締役社長)と連携して開発する「一番堰まちづくり事業」の初弾委託案件「都計第26号−一番堰周辺地区まちづくり計画及び地区計画策定図書作成業務委託」の条件付き一般競争入札を2月22日に開札し、1落の630万円で福山コンサルタントに決めた。
ほかに大日本コンサルタントが応札しており、日本インシークは辞退した。予定価格は791万円だった。
予定地は本荘東中学校の北西約9fの農地。このうち約6fを1期工事として先行整備する考えで、TDKは社員寮を建設。また他社の社員寮や病院、特別養護老人ホームも建設される計画で、TDKが進出意思のある民間事業者を探し、市と事業者の間の仲介者のような役割を果たす。病院や特養のベッド数は未定。2期工事分3fには商業施設の立地を見込む。25年度までの約5カ年で2期工事まで終える計画。
今回の委託では、街区ゾーニングやインフラ計画、事業スケジュールなどからなる「まちづくり計画」を作成。これを基に、地区の位置づけやまちづくりの方向性、整備方針などを検討し、都市計画法上の地区計画を取りまとめる。
履行期限は3月31日までだが、10月29日まで延長する予定。なお、これとは別に用地の測量設計を本年度内に委託し、来年度に終える。
提供:建設新聞社