富山県建設業協会がまとめた会員受注調査結果によると、20年度上半期(令和2年4〜9月)における土木・建築の元請受注高累計(総計)は、前年同期と比べ6億円(1%)減の524億円となった。
同協会が100社を対象に実施した受注調査を基にまとめたもの。
それによると、公共・民間別では、公共が330億円で8億円(3%)の増、民間は194億円で14億円(7%)の減となっている。
県内の地区別受注状況は、東部地区が公共15%増、民間22%増となり、地区合計では18%増。西部地区は公共が10%減、民間が47%減となり、地区合計は26%の減。東部が官民で好調だった反面、西部は官民ともに低調な結果となった。
一方、第2四半期(7〜9月)分を見ると、県外受注を含む土木・建築の元請受注高総計は310億円で、前年同期と比べて28億円(10%)増で推移している。内訳は、公共が217億円で50億円(30%)の増となったが、民間は93億円で22億円(19%)の減となっている。
地区別の受注状況では、東部地区が公共で41億円(41%)増、民間で11億円(22%)増となり、地区合計では52億円(34%)増となった。西部地区は公共が17%増、民間が33億円の減で55%減となっており、地区合計で23億円(18%)減となっている。この結果、県内合計では、29億円(11%)増と前年同期を上回る結果となった。
土木・建築別では、土木の元請受注高総計は190億円で、昨年同期比31億円(20%)の増となった。内訳は、公共が175億円で31億円(22%)の増、民間が15億円で0・1億円(1%)の微減となっている。
建築の元請受注高総計は120億円で、昨年同期比3億円(2%)の減となった。内訳は、公共が42億円で19億円(86%)の増、民間が78億円で22億円(22%)の減で推移した。