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日刊建設工業新聞
2021/03/01

【鳥取】産廃施設増設位置を承認/三光の第2焼却炉増築/23年4月の操業開始へ

 境港市潮見町の産業廃棄物処理場増築計画について、県都市計画審議会は2月24日、建築許可に必要な施設位置の妥当性を認め了承した。これを受けて県は、近く増築を許可し、民間業者は2023年4月の操業を目指す。
 施設増設の申請者は三光(三輪昌輝社長)で、同市潮見町のふ頭で現在稼働中の処理場を東側に拡張し、第2焼却炉を増設する計画。
 建築基準法上、産廃施設の建築許可には「位置の妥当性」を都計審に諮ることと定められている。
 現在の敷地面積は2万3085平方bから変更後は4万1500平方bに。焼却施設は1日当たりの処理能力93・6dから倍増の187・2dとなる。
 新施設の概要は6棟3317平方bで、管理棟ほか焼却設備ロータリーキルン&ストーカ炉(固定床炉)、灰貯留棟、排ガス処理、廃油タンク、発電設備などを配置する。
 県都計審では、居住地から離れており周辺環境への影響が少ないことや、廃棄物の収集運搬に港湾機能が集積する臨港地区は適地と判断。敷地の拡張と第2焼却炉施設の建築位置を承認した。
 今後、県が建築計画を許可し、同社は施設整備後23年4月から操業を開始する。

日刊建設工業新聞