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北陸工業新聞社
2021/02/26

【福井】地域の守り手役割重要/福井県鳶土工業協同組合総会開く/新規加入11社/とび伝統文化を保存継承

 福井県鳶土工業協同組合(広川幸則理事長)の21年度通常総会は24日開かれ、20年度の事業報告・収支決算、および21年度の事業計画・収支予算案などを慎重審議し、原案通りすべて了承した。
 場所は、福井市城東4丁目の鳶会館3階大ホールを会場に、行われた。
 まず、物故者を悼み黙とうを捧げ、広川理事長が挨拶。20年度の組合の新規加入は11社に上り「組合活動の推進へむけ、大きな力になる」と歓迎。その上で、昨年来のコロナ禍を受け「厳しい環境下、それでも建設業の地域の安心安全の守り手としての役割が重要。組合の組織強化へ、会員同士さらなる親睦と結束を」と力強く呼び掛けた。
 引き続き、理事長から、功績者と功労者、永年勤続優良従業員の功績を称え、労もねぎらい表彰状を手渡した。来賓に招く、村中会計の村中将一代表も祝辞した。
 20年度は、とび伝統文化活動と保存継承、技術技能資格取得の推進、作業現場での安全確保と健康管理推進などを実施。
 21年度も、組合運営と組織の拡充、各表彰制度に基づく申請、労働保険および傷害保険の加入促進などに取り組む方針。

組合理事長表彰
■「この道一筋」功績賞
 富田信之  富田建設
 藤澤修   藤沢建設
■技能功労賞
 前川保広  前川組
 中村諭   中村産業
■永年勤続優良従業員表彰
 太喜寿一  荒川工業所
 荒見美寿記 光一
 刀上浩一  広川土建
 梅田幸治  藤沢建設
(敬称略)

建設国保の新規加入/仕事仲間に呼び掛けを

 また、全国建設工事業国民健康保険組合福井県支部(広川幸則支部長)は、建設国保の加入を強く呼び掛けている。
 17年4月から、社会保険未加入者の下請けを含め、公共事業の参加が制限され、今後益々の強化の流れ。組合では、建設国保の保険給付と健康づくりを通し、働きやすい環境を目指したい考え。

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