福井県鳶土工業協同組合(広川幸則理事長)の21年度通常総会は24日開かれ、20年度の事業報告・収支決算、および21年度の事業計画・収支予算案などを慎重審議し、原案通りすべて了承した。
場所は、福井市城東4丁目の鳶会館3階大ホールを会場に、行われた。
まず、物故者を悼み黙とうを捧げ、広川理事長が挨拶。20年度の組合の新規加入は11社に上り「組合活動の推進へむけ、大きな力になる」と歓迎。その上で、昨年来のコロナ禍を受け「厳しい環境下、それでも建設業の地域の安心安全の守り手としての役割が重要。組合の組織強化へ、会員同士さらなる親睦と結束を」と力強く呼び掛けた。
引き続き、理事長から、功績者と功労者、永年勤続優良従業員の功績を称え、労もねぎらい表彰状を手渡した。来賓に招く、村中会計の村中将一代表も祝辞した。
20年度は、とび伝統文化活動と保存継承、技術技能資格取得の推進、作業現場での安全確保と健康管理推進などを実施。
21年度も、組合運営と組織の拡充、各表彰制度に基づく申請、労働保険および傷害保険の加入促進などに取り組む方針。
組合理事長表彰
■「この道一筋」功績賞
富田信之 富田建設
藤澤修 藤沢建設
■技能功労賞
前川保広 前川組
中村諭 中村産業
■永年勤続優良従業員表彰
太喜寿一 荒川工業所
荒見美寿記 光一
刀上浩一 広川土建
梅田幸治 藤沢建設
(敬称略)
建設国保の新規加入/仕事仲間に呼び掛けを
また、全国建設工事業国民健康保険組合福井県支部(広川幸則支部長)は、建設国保の加入を強く呼び掛けている。
17年4月から、社会保険未加入者の下請けを含め、公共事業の参加が制限され、今後益々の強化の流れ。組合では、建設国保の保険給付と健康づくりを通し、働きやすい環境を目指したい考え。