大東市は、「野崎駅・四条畷駅周辺整備事業」や「北条まちづくり推進事業」などを盛り込んだ2021年度当初予算案を発表した。普通建設事業などの増加に伴い予算総額の対前年度当初比は7%増で876億6204万円となった。普通建設事業については、対前年度当初比20%増の51億4900万円を計上し、前年度に続き増加した。
10年計画で進められている野崎駅・四条畷駅周辺整備事業には、総額33億1586万円を投入。工事費には、13億6635万円を盛り込み、21年度は野崎駅の橋上化整備、立体駐輪場整備をはじめ四条畷駅の駅周辺事業用地取得、ペデストリアンデッキ整備工事などを実施する。
北条まちづくり推進事業には工事費1億9916万円を計上。21年度は親水護岸や橋梁の整備を実施し、人口減少や高齢化が進む北条エリアで市営住宅の建て替えを契機とした周辺地域のまち並み創出を図る。
土木関連では、道路維持補修の工事費に1億1104万円、橋梁長寿命化など修繕事業の工事費に1億8052万円、公園維持管理や都市公園再整備事業の工事費として2億1028万円を充当。また、都市浸水対策事業の工事費に1億3343万円、水路整備事業の工事費に2億0389万円をそれぞれ確保した。
この他、学校管理として小学校の維持補修工事に1億1345万円、中学校の新設改良工事費として2億8028万円などを配分する。
企業会計を見ると、水道事業は対前年度当初比9・8%増で36億4575万円(建設改良費は10億3886万円)。管路更新や老朽管更新、設備改良、配水管工事などに充てる。下水道事業は、70億7373万円(建設改良費8億6046万円)で10%増。管渠築造、流域下水道建設、浄化槽整備などに投入する。
一般会計は497億6288万円で対前年度当初比8・9%増だった。
提供:建通新聞社