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　岡山市は、母子生活支援施設「岡山市仁愛館（北区清輝橋３ノ８）」の整備を計画、２０２１年度当初予算案に設計委託費１７００万円を計上した。
　計画では、老朽化が著しく使用を中止している北館（別館）は解体し、跡地に新館を整備する。順調なら21年度第１四半期に現北館（ブロック造２階建て延べ２００平方�b）の解体設計、新施設の設計(基本・実施)を委託する。22年度で解体工事、23年度に建築工事に着手し、24年度の完成を予定している。25年度から運用を開始する。内部の母子居室は30平方�b以上とし、各室に浴室を備える。入所者用の駐車場やエレベーターの設置を検討する。
　また、南館（本館）はリフォームして施設の長寿命化を図る。新北館の整備計画を見ながらリフォーム内容を検討していくことから、新北館より約１年遅れで整備を進める。22〜25年度に内部での基本計画の策定、設計、工事を行い、26年度の運用開始を予定している。居室の設置基準は浴室付きの30平方�b以上の面積が必要だが、現在のところ、使用可能な居室(10室)すべてに浴室がなく、8室は30平方�b未満で、居室面積を広げることが必要。困難な場合には別途世帯専用の浴室を設置する。居室はフローリングするなど時代にあった内装・設備に変更する。

「提供:建通新聞社」