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建通新聞社(中部)
2021/02/24

【愛知】高級ホテル初認定 日本セレモニーのホテル

 愛知県と名古屋市は、高級ホテル立地促進補助金の補助事業第1号として、日本セレモニー(山口県下関市王喜本町6ノ4ノ50)が名古屋市内で計画するホテル「TIAD(ティアド)」を認定した。同ホテルは今後、3月1日に着工(設計・施工=清水建設)。開業後、所定の手続を経て、最大20億円(県、市各10億円)の補助金を交付する。
 同ホテルは、名古屋市中区栄5ノ1501などの敷地に建設する計画。地下1階地上14階建て延べ2万1571平方bの規模を見込む。高さは59・9b。客室数は150室(うちスイートルーム13室)。平均客室面積51・8平方b。
 主な導入施設は、▽バンケットルーム(約330平方b×2室、約280平方b×1室)▽レストラン(オールデイダイニング、寿司・和食店)▽バー、ラウンジ▽スパ▽フィットネスジム・スタジオ、屋内プール▽コンシェルジュデスク―などを想定している。
 同ホテルの新設に伴う固定資産取得費用(土地除く建設事業費)は142億1500万円。開業予定は2023年5月中旬。
 愛知県と名古屋市は、ハイレベルな国際会議の開催や海外の富裕層旅行者などの誘致、地域のブランド力向上に資する高級ホテルの誘致を進めるため、高級ホテルを新設する事業者に対する補助制度を昨年4月に創設。事業者から提出された補助事業認定申請書について、専門家の意見を参考にしながら県市で審査を進めてきた。

提供:建通新聞社