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新建新聞社
2021/02/24

【長野】テクノプレードヒダ 新工場立地で伊那市と仮契約

六道原B地区の売買価格は7105万
施工はヤマウラ24年1月の創業目指す
 工業用ゴム製品やゴム添加剤「プレニード」の製造および販売を手掛けるテクノプレニードヒダ(岐阜県、肥田彰吾社長)と伊那市は、企業立地に係る協定および土地売買予約仮契約調印式を2月22日に執行。売却価格は7105万円。新工場の建設工事はヤマウラ(駒ケ根市)が担当する。
 同社は、市内六道原工業団地B区画の5730.11uを取得し新工場を建設する。同社が開発したゴム添加剤「プレニード」の生産能力拡大や災害時に備えたBCP対策などを強化する目的だ。
 新工場は、S造平屋、延べ1101.63u規模。新型コロナウイルスの感染動向に注視しながら建設工事に着手し、2023年12月の完成予定、24年1月の操業開始を目指すとしている。

事業費約3億5000万
 事業投資額は約3億5000万円(うち土地代7105万)。現在、市内地域住民の雇用を進めており、新規雇用計画は約10人を想定している。 
 白鳥孝市長は「伊那バイパスをはじめ、リニアや三遠南信自動車道などの地域のインフラ整備が加速する中、好立地の工業団地と自負している。市でも最善の努力、支援をしていきたい」と話した。 
 肥田社長は「国内での工場新築は、はじめてのこと。地域に理解してもらいながら技術力や生産性の向上を図り、供給責任を果たしていきたい」と語った。

提供:新建新聞社