神奈川県警察本部は、2021年度に津久井警察署新築工事に着手する方針。津久井合同庁舎の隣接地に延べ3300平方bの規模で建設するもの。総予算額は19億5700万円。23年度中の完成を目指す。
1961年3月に建設した現施設(相模原市緑区中野308、鉄筋コンクリート造3階建て延べ約2000平方b)の狭あい、設備の老朽化を理由に、相模原市緑区中野937ノ2の敷地3300平方bへ移転する計画。
新施設は鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ3086平方bの庁舎と、車庫棟で構成する。災害時の応急活動拠点、行政サービスといった機能を強化させる。また、「かながわソーラープロジェクト」の一環として太陽光発電設備を整備する。
設計は山下テクノス神奈川事務所(横浜市神奈川区)が手掛けた。
事業は23年度まで3カ年にわたって実施する。21年度は債務負担行為のみ設定。また、関連事業費として、建設予定地の発掘調査費1億0500万円を21年度当初予算案に計上した。
なお、21年度の警察署庁舎の整備では津久井署新築工事の他、長寿命化対策として宮前署の空調設備工事、港南署と栄署の空調設備設計を計画している。予算額は1億1700万円。
提供:建通新聞社