建通新聞社(東京)
2021/02/22
【東京】都 境川中流第三調節池の基本設計に着手
東京都財務局は、境川中流第三調節池(仮称)の整備に向けた基本設計を建設技術研究所(中央区)に委託した。境川中流に整備する3施設目の調節池として、容量約5万立方bの規模を計画している。基本設計の履行期限は2022年2月まで。
都と神奈川県を流れる境川では、都管理区間に合計約76万立方bの調節池を建設する方針を境川水系河川整備計画で定めている。中流ではすでに、境川金森調節池(貯留量15万1000立方b)と境川木曽東調節池(同4万9000立方b)の2施設を建設中。続いて、新たに容量約5万理立方bの境川中流第三調節池を設置する。
境川中流第三調節池の建設地は、都県境の町田市木曽西二丁目地内と神奈川県相模原市中央区淵野辺本町五丁目地内のうち、敷地面積約3700平方bで計画。基本設計の中で最適な調節池の形式を絞り込み、調節池全体の配置計画を固める。
基本設計の委託先を決める希望制指名競争入札には、実績評価型の総合評価方式を適用した。類似業務の実績など技術的な要素も考慮して落札者を決定することで、品質の確保と優良な事業者の受注機会の創出につなげる。
提供:建通新聞社