我孫子市は24日開会の第1回定例議会に、2021年度当初予算案を上程する。一般会計は、前年度当初比12・4%増の463億8000万円。うち、普通建設事業費は、同178・3%増の80億8347万9000円。湖北台保育園園舎建て替え工事および工事監理業務委託に総額3億9644万円の2か年継続費、また東消防署湖北分署および総合訓練施設などの設計には総額6510万円の3か年継続費を設定した。さらに、下ヶ戸・中里線等詳細設計業務委託2118万8000円、生涯学習センター空調設備改修工事1億4840万1000円を計上している。
湖北台保育園園舎建て替え工事および工事監理業務委託の年割額は、21年度2億3635万4000円、22年度1億6008万6000円。老朽化が進む湖北台保育園について、隣接する子育て支援施設「わくわく広場」の建物を取り壊し、跡地に両施設の機能を有するS造2階建て、延べ床面積612uの複合施設を建設。設計は相和技術研究所が担当。
順調に推移すれば、工事に関しては4月ごろに総合評価落札方式の一般競争入札を公告。6月議会で工事契約について承認を受け、本契約を締結し、22年6月までの完成を目指す。既存園舎については別途、新施設の完成後に解体し、園庭や駐車場として利用する方向。
東消防署湖北分署および総合訓練施設などは、中里地区で計画されている。継続費の年割額は21年度1953万円、22年度1332万6000円、23年度3224万4000円。
下ヶ戸・中里線等詳細設計業務においては、取り付け道路および擁壁について取りまとめる。
生涯学習センター空調設備改修工事の対象は、大規模空間(オープンスペース、ホール、ミニホール)および図書館。関連して、工事監理業務委託312万7000円を確保している。
そのほか、東別館大規模改修工事設計業務委託414万7000円、本庁舎冷却塔等更新工事3454万円、布佐南近隣センター外壁・屋根改修工事6988万3000円、天王台北近隣センター外壁・屋根改修工事5940万円、あらき園外壁・屋根等改修工事5955万4000円、西原地下歩道ゲート新築工事3086万6000円、市道3路線舗装修繕工事5430万円、船戸こ線人道橋・北新田7号橋補修設計業務委託2109万8000円、相野谷橋ほか34橋りょう定期点検業務委託984万5000円、金谷排水機場長寿命化計画実施設計業務委託1309万円、我孫子第三小学校・布佐小学校給水設備更新工事3931万4000円などを盛り込んでいる。
下水道事業会計は、収益的支出が前年度当初比2・4%増の26億3973万3000円、資本的支出が同6・7%減の19億3642万3000円。布佐排水区の整備(雨水幹線整備工事(4工区)分)に総額3億4500万円の2か年継続費を設定。年割額は21年度1億600万円、22年度2億3900万円。また、資本的支出で、汚水管路建設公共下水道管布設工事(補助事業)1億9608万円、雨水管路建設測量・調査・設計委託(単独事業)2730万円、雨水管路建設浸水対策工事(補助事業)3億8100万円、同工事(起債事業)1億5210万円などを確保。
水道事業会計は、収益的支出が同1・3%減の24億9011万1000円、資本的支出が同16・2%減の9億6641万8000円。資本的支出で、経年管布設替え工事3億5029万円、浄水場関連工事1億7481万2000円、水道管路工事設計業務2673万5000円、浄水場関連工事設計業務2124万1000円などを措置している。