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鹿児島建設新聞
2021/02/19

【鹿児島】出水市2021年度一般会計当初予算案(259億)/陸上競技場改修に5.9億/防災道の駅は予備設計

 出水市は18日、2021年度一般会計当初予算案を発表した。総額は前年度当初比4.9%(13億2700万円)減の259億8200万円となる。普通建設事業費には0.8%(1591万1000円)減の19億4298万8000円を計上。全天候型の施設化を構想する陸上競技場には事業費5億9800万円を盛り込み、トラック・フィールド改修等に着手する。新規の地域活性化施設整備事業(事業費1700万円)は、南九州西回り自動車道に直結する施設で検討を進めていた「防災道の駅」の認定に向け、基本構想・計画に基づき、予備設計を行う。 
 陸上競技場(文化町、約2.2ha)は、これまでにインフィールド整備やスタンド(RC造2階建930u、1990年建設)の屋根、照明改修などを実施。21年度は、トラック・フィールドやスタンド屋内設備などの改修を計画している。 
 防災道の駅は20年度に国交省が創設したもの。南九州西回り自動車道に直結する施設として策定した基本構想・基本計画に基づき、予備設計を進める。通常施設に加え、防災・防疫機能等の併設も想定している。 
 出水駅周辺施設(2838万3000円)は、2004年の九州新幹線出水駅開業に合わせ、関連施設として整備。経年劣化が見られることから西口第二駐車場清算機等の更新を行うほか、現在はさら地の駅南側敷地を駐車場として整備する。 
 出水IC周辺排水整備(900万円)は、国道328号両側の歩道外側の排水路整備を行うため、測量設計を進める。道路・橋梁関係では、一般道路整備(1億円)は岩元屋地線(L300m×W4.5m)や本町線(L63m×W6m)で改良などを計画。道路維持補修(7500万円)は、交通量の多い箇所での区画線補修や路面更新に着手し、橋梁維持補修(9400万円)は野田郷こ線人道線など8橋で点検など長寿命化を進める。 
 学校施設関係では、小中学校のトイレ洋式化・乾式化を計画し、改修に向けた設計に入る。対象は、出水小、西出水小、切通小、下水流小、鶴荘学園が対象。出水商業高校では老朽化した教室棟の屋上防水や手すり改修を計画している。 
 東光山花見山公園整備は、道路沿線から景色を楽しめる新たな観光拠点を創るため、斜面に四季の草木を植える。市有地と民有地を合わせた7haが対象で、複数年にわたる事業推進を構想しており、21年度は伐開・花木植栽、遊歩道整備を行う。 

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