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建通新聞社(中部)
2021/02/19

【愛知】名市 立体横断施設は地下道 県体育館移転

 名古屋市緑政土木局は、愛知県体育館移転に伴い大津通に新設する道路横断施設について、地下横断施設として整備する考えだ。2021年度は詳細設計を委託して、工事発注に向けた準備を整える計画。地下道は、愛知県体育館がオープンする25年夏までの整備完了を目指している。
 愛知県体育館が現在の二の丸から名城公園北園に移転することに伴い、最寄り駅が地下鉄名城線市役所駅から名城公園駅に変わる。これまでは歩行者は道路を横断する必要がなかったが、移転後は現状のままでは大津通を横断することになる。そこで、交通安全と円滑な移動を確保する道路横断施設の基本計画を現在検討中だ。整備検討は日建設計シビル名古屋事務所(名古屋市中区)が担当する。
 これまでの検討で、地下鉄から連続して移動できる地下式で整備を進めることとした。名城公園駅2番出口の地下部分から横断施設を設ける考え。開削工とするか推進工とするかは現在検討中とする。地下横断施設の両端にエレベーターをそれぞれ設置する。内空は地下鉄通路が幅員4bのため、同程度を確保する考え。地下鉄の内空高さは2・6bだが、地下横断施設はそれよりも高くなる見通し。詳細は検討中だ。構造物の深さは底部分で10b程度を見込む。
 場所は北区名城1〜2丁目。
 21年度予算案には、開削工を想定した事業費として6400万円を計上している。

提供:建通新聞社