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建設経済新聞社
2021/02/18

【京都】3月29日に新北消防署へ移転 移転後の跡地は将来売却等検討

 京都市は、北区紫竹の北消防署を北区大宮の大宮交通公園敷地内に3月29日に移転する。移転後の跡地は将来的な売却等を検討する。
 北消防署(北区紫竹下緑町87)はRC造2階建、延1136u(延852uで昭和33年に完成。昭和55年に284uを増築)は、老朽化が進行。敷地は第1種低層住居専用地域の規制を受けることから、現地建替えが難しかったため、直線距離で約700m北西に位置する大宮交通公園(北区大宮西脇台町17)の北東部に移転する。
 新北消防署は、SRC造3階建、延3180・42u(建築面積1673u)。内部は車庫、講堂、器具庫、救急消毒室、倉庫、トレーニング室、待機室、食堂、署長公舎、事務室、署長室、会議室、書庫、訓練施設、自家用給油取扱所、見学デッキ等。
 新北消防署(仮称)新築工事ただし、建築主体その他工事は公成−太平特定建設工事JV、同電気設備工事は日本システム工業、同空調衛生設備工事はシンテック−明和特定建設工事JVが担当。
 設計は内藤建築事務所(京都市左京区)。
 市は、17日開会の2月市会に北消防署の位置を「北区紫竹下緑町87」から「北区大宮西脇台町17−2」に変更し移転する消防本部及び消防署の設置等に関する条例の一部改正案を提出した。市会で可決後、3月29日に施行する。
 現在の北消防署の敷地面積は1675・74u。用途地域は近隣商業地域及び第一種低層住居専用地域(建ぺい率80%、容積率300%及び建ぺい率60%、容積率100%)。高度地区は15m第4種高度地区及び10m高度地区。
 移転後の跡地については、将来的な売却等を検討する。
      ◇      
 北消防署の移転先の大宮交通公園を巡っては、移転を契機に、民間活力を導入して再整備。都市公園法に基づく公募設置管理制度(Park−PFI)を採用し、公募で大和リース葛椏s支店グループ(代表企業は大和リース梶^大阪市中央区)を事業者に決定。大和リース鰍ニ葛間創研から成る同グループが再整備を実施し、大宮交通公園の管理運営を行う。指定期間は令和3年4月1日から令和22年10月31日まで。