郡上市は、大和地域統合小学校整備事業で大和地域の4小学校を統合し、大和北小学校に集約するため校舎を大規模改築する。
2021年度当初予算に実施設計費が付けば、21年度早々に実施設計を委託する見通しだ。順調に進めば22〜23年度の2カ年で改築し、24年4月の開校を目指している。
大和北小既存校舎の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ約2800平方b。想定では既存の普通教室棟を取り壊し、鉄筋コンクリート造3階建て延べ約2000平方bを増築する。改築後の総延べ面積は約4300平方bとなる。また改築中はグラウンドに仮設校舎を建設する。
少子化の進行に伴い、2小学校が二つ以上の学年を一つに編成した複式学級を行っていることなどから、教育的な観点から統合することになった。
統合する4校は大和地域の大和北小(大和町剣1085ノ1)、大和西小(大和町島3020)、大和南小(大和町河辺952ノ1)、大和第一北小(大和町万場1950)。
統合校の児童は約290人、1学年2学級制を想定している。
基本設計は川上建築事務所郡上事務所(郡上市)が3月末までの履行期間で進めている。
統合後に廃校となる三つの学校施設の利活用は今後検討を進める。
廃校となる三つの学校施設規模は、大和西小が鉄筋コンクリート造3階建て延べ1896平方b、大和南小が鉄筋コンクリート造3階建て延べ1394平方b、大和第一北小が鉄筋コンクリート造3階建て延べ1835平方b。
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建通新聞社