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建通新聞社(中部)
2021/02/16

【岐阜】関市の2021年度当初予算案 一般会計397億で微減

 関市は、2021年度当初予算案を公表した。学習情報館や市民球場の大規模改修などがある一方、刃物ミュージアム回廊整備関連や橋梁撤去費が減少したため、一般会計は前年度当初比で0・2%減の397億3000万円となった。
 このうち普通建設事業費は同0・6%増の52億6960万円となっている。また特別事業会計は同0・7%減の187億0640万円、企業会計は同3・8%減の85億2700万円となっている。総額は同0・8%減の669億6340万円。
 建設関連の主な事業を見ると、新規事業では学習情報館改修に4億3740万円や防災行政無線設備更新に2億5000万円、介護施設等整備事業補助に1億4470万円を付ける。また図書館改修に6140万円や都市構造再編集中支援事業詳細設計など都市計画関連業に3700万円、高澤観音改修に2460万円、稲河交差点改良に2320万円、刃物ミュージアム回廊の案内看板設置に2180万円を盛り込む。
 また既存の大型事業として、大ホール調光盤取り替えや大ホール舞台床改修など文化会館の大規模改修に2億4500万円、市民球場改修に12億9526万円を充てる。
 この他の建設事業を見ると、総務費で庁舎の高圧受変電設備や空調設備の改修に2億8450万円やさつき会館とアリーナ解体など公共建物取り壊しに3680万円。長良川鉄道の施設維持補修補助に1523万円、施設老朽化対策補助に4488万円を付ける。
 衛生費では総合斎苑わかくさの斎苑修繕(火葬炉修繕など)に2402万円を盛り込む。
 農林水産業費では森林環境保全整備に2000万円、林道保全に3780万円、林道改良に3600万円、集落環境保全整備(上之保下名倉地区)に3000万円を充てる他、農業用施設修繕に1040万円、水路補修に1660万円、水路整備に3400万円を盛り込む。
 商工費では上之保地域の温泉施設改修に1580万円を付ける。
 土木費では、道路維持事業で舗装補修に2億2000万円、維持補修と側溝補修に3550万円、歩道補修に1200万円、道路新設改良で東山西田原線改良に5200万円、尾太中池線改良に3600万円を充てる他、生活関連道路維持補修に2億2685万円、交通安全施設整備に1億2950万円、倉知一之門線整備に1億1780万円、落石防止対策2820万円、ライフライン保全に2000万円を盛り込む。
 また橋梁維持事業で補修に1億5600万円、耐震補強工事に7000万円を充てる他、河川調整池の浚渫に4620万円、浸水対策検討に1300万円、排水路改修に1600万円、古民家の整備と管理に3698万円、土地区画整理事業に7800万円、街路樹整備に5700万円、市営住宅の整備に3570万円を付ける。
 消防費では、消火栓の新設と改修に1320万円や消防車庫整備に6490万円、防災施設整備に1110万円を充てる。
 教育費では、学校施設改修事業でプール改修に5000万円や防火シャッター危害防止装置に3820万円、防球ネット改修に1810万円を盛り込む他、弥勒寺史跡公園整備に4591万円を付ける。
 企業会計では、水道事業で建設改良費に9億5112万円、下水道事業で建設改良費に4億3187万円を充てる。

提供:建通新聞社