北陸工業新聞社
2021/02/17
【石川】基本計画などに500万円/いしかわ特支学校高等部新校舎建設/県教委/向陽高校敷地で
石川県教育委員会は、県立いしかわ特別支援学校(金沢市南森本町)の高等部を現校舎から分離し、近距離にあり、かつ敷地に余裕がある県立金沢向陽高等学校(同市大場町)の敷地内に新校舎を建設する。21年度実質当初予算案には基本計画策定費などとして500万円を計上した。
いしかわ特支学校と、明和特別支援学校(野々市市中林4丁目)における児童・生徒数の増加が著しく、今後、教室不足による教育環境の悪化が懸念されるため、県教委では両校の教育環境向上に向けて、必要な対策を講じる。
計画によると、いしかわ特支学校高等部の新校舎は25(令和7)年度の開校を予定し、新年度は基本計画の策定に取り掛かるほか、高等部の移転後、隣接する金沢向陽高校との間で「インクルーシブ教育」(障害者と障害のない者が共に学ぶ仕組み)を行うための内容や、明和特支学校の通学エリア変更に係る具体の検討なども進めていく。