県警察本部は2021年度当初予算案の概要を16日までに固めた。交通安全施設整備や交番、駐在所の建設などのハード事業に14億4200万円を盛り込んだ。当初予算案は26日開会予定の2月定例県議会に提案する。
交通安全施設整備費は12億6300万円あまり。うち交通管制・信号機の工事費に4億7700万円を計上し、信号機は国道9号・新井橋東(岩美町)と村道役場線・日吉津北(日吉津村)、県道米子環状線・和田工業団地(米子市)、国道431号・大篠津町北(米子市)の4カ所に新設する。信号制御機は75基を更新し、ブラックアウト対策の信号機電源付加装置は4基を新設するとともに、4基を更新する。
道路標識は工事費1億4300万円で路側標識の新設と更新を進めるほか、道路標示の工事費2億4500万円は横断歩道の設置と塗り替えに充てる。
交番・駐在所の建設事業には1億7200万円あまりを投入する。徳万駐在所(琴浦町八橋)は解体して建て替えるほか、雲山交番(鳥取市)、砂丘駐在所(同市福部町)、賀露駐在所(同市)、南駐在所(八頭町)、三朝温泉駐在所(三朝町)の5カ所で改修工事に取り掛かる。宮下駐在所(鳥取市国府町)と松崎駐在所(湯梨浜町)は22年度の改修に向けて設計に入る。
また淀江、西原の両駐在所(米子市淀江町)を統合して新築移転させるため、21年度は測量と用地取得に取り組む。
このほか県警察学校敷地内(鳥取市伏野)に犬舎2室を整備する。事業費570万円。規模は木造平屋建て9平方b。
日刊建設工業新聞