県中部総合事務所県土整備局は、国の補正予算が認められた治山事業のうち、藤津地区の復旧治山工事を5、6工区の2分割で発注する予定で、6工区の工事を17日に公告する。
急な斜面に沿って民家が並ぶ湯梨浜町藤津地区は、法面が崩落すれば大きな災害につながる危険性があるため、急傾斜地崩壊対策事業と復旧治山工事は並行して山原の崩落を防ぐ事業を2016年度から進めている。復旧治山工事は、総事業費4億8500万円を投じて法面や土留工などの整備をしてきた。国補正で同事業に1億4000万円が認められ、3月までに土木一般A級を対象とした6工区と落石防止網工を対象とした5工区を発注する。
17日に公告する6工区は、崩壊土砂防護柵工やロープ伏工を中心とした工事で、概算工事費は5000万円を見込んでいる。5工区は、落石防護柵設置工などで概算工事費は8900万円。3月までに発注する見通し。
日刊建設工業新聞