柏崎市は12日、21年度当初予算案を発表した。一般会計は475億円で前年度比6・5%減。特別会計と公営企業会計の予算総額は815億3459万1000円(同4・9%減)となった。
櫻井雅浩市長は「市民の安心、経済促進、事業峻別をポイントに、メリハリをつけた予算編成を行った」と述べた上で、今回の予算配分について「90点の出来だ」と自信を見せた。
性質別歳出予算額を見ると、普通建設事業費が73億7545万9000円で前年度比36・5%減。一方、維持補修費は9億7648万3000円となり、23・5%増えた。主要事業では、2カ年で行う東中学校改築工事費として継続費を設定(21年度分は10億3064万円)するほか、槇原小学校の改修・増築費用、建設に向けた測量と環境アセスに着手するごみ処理施設整備事業の費用、再生エネルギー業者の施設整備支援などを目的とする基金の積立金などを盛り込んだ。
主な内容は次の通り((新)は新規)。
▽(新)地域エネルギー会社連携事業 8035万円
▽(新)環境・エネルギー産業拠点化推進基金積立金 20億316万9000円
▽(新)にしかりの里整備事業 4080万円
▽ごみ処理施設整備事業 1358万8000円
▽漁港整備補助事業 1110万円
▽旧石地フィッシングセンター解体事業 1億3397万5000円
▽道路新設改良事業 6億4176万7000円
▽道路修繕・舗装修繕事業 4億6411万8000円
▽(新)橋りょう・トンネル修繕事業 2億7100万円
▽河川改修市費事業 1億2490万円
▽(新)市営半田住宅A号棟改修事業 1億950万円
▽防災情報通信システム整備事業 10億4225万4000円
▽槇原小学校大規模改修・校舎棟増築工事(学校施設長寿命化事業) 2億9850万円
▽東中学校改築事業 10億3064万円
▽図書館施設整備事業 3億1000万円
▽陸上競技場整備事業 1億3540万円
▽(新)荒浜小学校校舎棟等改築事業 4802万1000円