京都府警察本部は、宇治警察署について、令和4年度からの現地建替え工事に向け、令和3年度は継続して設計を進める。令和3年度当初予算案に宇治警察署整備費2億5000万円を計上した。
現庁舎を運用しながら、1期と2期に分け現地建替えを行う。敷地は宇治市宇治宇文字の2970・24u。用途地域は商業地域で、指定建ぺい率は80%(耐火建築物の場合100%)、指定容積率は400%。高度地区は第五種高度地区(最高限度高さ20m)。
新庁舎の規模はSRC造5階建、総延床面積が約7545uを予定。新庁舎には少年非行防止活動や安全・安心の活動を推進するための研修や打ち合わせができるコミュニティルームの新設などを検討している。昭和43年築の現庁舎は本館棟がRC造3階建、延約1116u、別館棟がRC造3階建、延約879u、車倉庫がS造2階建、延約384u。
府警は、京都府宇治警察署新築工事基本・実施設計業務について、公募型プロポーザルで東畑建築事務所大阪事務所(大阪市中央区)に決定。昨年7月に1億8150万円で随意契約した。
令和2〜3年度に基本・実施設計等を進め、令和4〜8年度に建替整備を行うスケジュール。
中京区の三条寺町交番など建替えも
令和3年度当初予算案には、交番・駐在所整備費に1億5500万円を計上。
老朽化交番等の建替整備として、中京警察署の三条寺町交番(京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町524)、下鴨警察署の芝本町交番(京都市左京区下鴨芝本町31−1)、綾部警察署の上林駐在所(綾部市八津合町神谷4−2)の3ヵ所を計画。
また京丹後警察署の郷駐在所(京丹後市網野町郷344)について、公共事業(道路拡張)に伴う移転建替えを行う予定。