大阪市は、中央区にあるこども相談センターの移転改築計画で、施工業者を2023年2月に決める予定だ。同事業については現在、内藤建築事務所大阪事務所(大阪市中央区)で基本・実施設計を進めており、22年5月に完了する見通しとなっている。新施設は23〜24年度で建設し、25年度早期の開設を目指す。
整備計画では、中央区にある市こども相談センターを浪速区に移転する。建設予定地の敷地内には、もと浪速青少年会館の建物があり、現在は栄小学校の校舎として利用している。新施設を建設するのは、校舎南東側にある敷地面積約1万平方bの空き地。
新施設の延べ床面積は、児童相談所部門5500平方b、教育相談部門2300平方bの計7800平方b。建築面積は1800平方b。建設地は浪速区浪速東1丁目。
新施設に求められる機能として▽個室対応▽最大6人までのユニットケア▽家庭仕様のトイレ・浴室―などを挙げている。
概算事業費は約46億円。内訳は▽設計費=1億3100万円▽建設費=34億8000万円▽土壌汚染対策費など=9億1400万円―となっている。
現センターの規模は、鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ約8700平方b。移転後の活用方法については今後検討する。
提供:建通新聞社