トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2021/02/09

【福井】坂川進氏や藤堂永一氏ら/ふるさとの日県政功労者知事表彰/福井の発展に貢献

 福井県は7日、県が誕生したこの日「ふるさとの日」にちなみ、県政功労者知事表彰式を行った。福井市手寄のアオッサ8階、県民ホールで。
 毎年この日に、地方自治、社会福祉、産業、文化など各分野で、ふるさと福井の発展に貢献した個人と団体の功績をたたえ、表彰している。21年の今年は45人と3団体。
 このうち、産業振興功労者として、現県建設業協会会長の坂川進氏(79)、元県建築士事務所協会副会長の藤堂永一氏(69)、元県板金工業組合理事長の藤井武夫氏(67)が輝いた。
 坂川氏は、07年に県建設業連合会理事に就任以来、組織の充実強化、業務の効率化などに尽力したほか、防災・減災対策の強化に努め、業界の発展に寄与した。
 藤堂氏は、92年に県建築士事務所協会理事に就任以来、会員の技術力向上のための環境整備に尽力したほか、県産品の活用推進、建築士の資質向上に努めるなど、業界の発展に寄与した。
 藤井氏は、89年に県板金工業組合理事に就任以来、若手技能者の育成に尽力したほか、板金業の魅力や、技術力の発信に貢献するなど、業界の発展に寄与した。
 また、ふるさとの日を記念し、県文化賞3人、県文化功労賞4人2団体、県文化奨励賞6人も表彰し、称えている。このうち、文化賞として、造園業の土井直紀氏(69)が輝いた。
 土井氏は、養浩館庭園の復元作業に従事したほか、茶人として茶道の知識を活かし、多くの風情ある茶庭を作庭。講習会や、技能の実践塾を通じて、若手技能者への技術継承、後進の育成にも尽力している。県造園業協同組合理事長を務めた。
 福井県は、明治14年2月7日に、いまの形の県が誕生したことを記念し、ふるさとの日を設定。県民が郷土について理解を深め、明日のふるさと福井への思いを新たにするための日としている。

hokuriku