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北陸工業新聞社
2021/02/09

【富山】13億補正で増深改良/新湊地区中央埠頭再編整備/整備局伏木富山

 北陸地方整備局伏木富山港湾事務所は、国の20年度第3次補正予算で伏木富山港(新湊地区)中央埠頭再編整備事業費に13億円が配分されたことから、岸壁・泊地の増深改良を推進する。
 発注見通しによると、▽伏木富山港(新湊地区)岸壁(マイナス14メートル)(中央2号)(改良)築造工事(その1)本体工約110メートル(海側クレーンレール基礎約30本)、裏埋工約500立方メートル、上部工約100メートル、舗装工約100メートル、付属工一式、鋼管杭(φ700ミリ、t=9〜17ミリ、Lg=25メートル)約30本 2億5000万円以上6億9000万円未満▽伏木富山港(新湊地区)岸壁(マイナス14メートル)(中央2号)(改良)築造工事(その2) 撤去工一式、土工一式、設備工一式、本体工約70メートル(鋼管矢板打設)、鋼管矢板(φ1200ミリ、t=14ミリ、Lg=34・6ミリ、SKY490)約40本 2億5000万円以上6億9000万円未満−の2件が盛り込まれ、ともに21年度第1四半期に発注する。
 中央埠頭では、積載量5万トンクラスの大型船が入港するのに必要な水深14メートルの岸壁が現在1隻分しかない。木材チップや石油コークスを扱う大型貨物船の入港増加に伴い、船が沖合で待機することがある。このため、隣接する水深10メートルの中央2号岸壁(延長280メートル)を水深14メートル化に改良し、大型貨物船が2隻同時に接岸できるようにして、物流機能を向上させる。併せて一部係留施設の廃止、貨物の集約、埠頭用地の利用方法を見直すなど、再編を図る。「防災・減災、国土強靱化」のための5カ年加速化対策として事業を推進。事業期間は22年度までで、全体事業費は約50億円を見込む。

hokuriku