東京都は、建物清掃の入札で障害者就労促進モデルを試行する。業務受託の要件として、障害者の配置を求める。入札・契約制度面から障害者の雇用と就労の場を拡充するための取り組みの一環。
試行案件は、町田高校と東久留米総合高校の便所消毒清掃委託の2件。いずれも希望制指名競争入札の希望申請を2月12日まで受け付けている。
試行案件の入札手続きに当たり、受託者は、「障害者の雇用の促進等に関する法律第2条第1号」に規定する者(障害者)を作業員として業務に従事させるとともに、障害者の業務を支援する者を配置するよう特記仕様書に明記した。
都の障害者雇用に関する入札・契約制度の取り組みとしてはこの他、業務委託(物品買入れ等)の競争入札参加資格審査申請の定期受け付けの際、障害者の法定雇用率を審査項目に取り入れ、達成企業を評価する仕組みを導入している。
提供:建通新聞社