トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(神奈川)
2021/02/05

【神奈川】茅ケ崎市 道の駅整備 DBO方式を採用

 茅ケ崎市は、神奈川県と連携して建設を進めている「道の駅」の整備手法について、民間事業者の経営・技術的能力を活用する「DBO方式」の採用を決めた。2022年度以降の事業者募集を見込む。また、新型コロナウイルス感染症の多大な影響を踏まえ整備工程を精査した結果、オープンを22年3月から25年7月に見直した。
 DBO方式により設計施工や維持管理・運営までを一括発注することで、費用縮減効果や良質のサービス提供、公共が資金調達することで金利コストの低減を図る。
 今後の計画として官民連携調整や準備を進め、22年度から24年度にかけて事業者募集と選定、運営準備を見込んでいる。並行して、23〜24年度をめどに施設整備を実施。25年7月のオープンを目指す。これに伴い、施設整備工事に関する予算計上は23年度以降を見込む。
 一方、市は国道134号道路改良工事を20年度中に公告する方針だ。同道路改良工事は道の駅整備地南西側、国道134号と市道0121号線(鉄砲道)との交差点から藤沢市側(東側)に向けた延長105bが対象。現道幅員約25bを28・7bに拡幅する改良工事や、平塚市側(西側)の柳島交差点から来る車両の導入路整備、右折レーン設置を行う見通し。
 市はDBO方式以外で整備を予定している、残る国道134号改良などの工事発注に向けた調整を関係機関と進めていく方針。
 道の駅整備計画地は、国道134号と鉄砲道に挟まれた柳島地内の約1万7000平方b。同地域に地域振興施設や情報発信コーナー、トイレ、駐車場などを建設する。施設建設の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ約2700平方bで、建築面積が約2400平方b。
 これまでに1次造成まで進めており、2次造成と建物や駐車場など今後の施設整備全般を民間事業者に任せる意向だ。

提供:建通新聞社