全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

藤岡市は、旧公立藤岡総合病院跡地に整備する新施設建設工事に向け、２０２１年度に基本設計および都市再生整備計画策定に着手する計画。第５次総合計画実施計画（21〜23年度）に21年度の事業費として２８００万円を位置付けている。建築工事は23年度に着手。新施設建設に伴い解体する旧病棟の解体設計は、所有者の多野藤岡医療事務市町村組合が山田工務所（前橋市）に委託してまとめた。解体工事は21〜22年度の２カ年で進める。
旧病棟（藤岡９４２−１）の敷地面積は１万４６２８・２９�u。21年度に策定着手する都市再生整備計画は、実施設計委託料や建築工事費の一部に社会資本整備総合交付金を充てるために策定する。
22年度は実施設計、建築工事を23年度から３カ年で進める。23年度は建築工事のほか、設計監理や用地買収に着手する。実施計画には21年度の事業費として７０００万円、23年度は30億円を位置付けている。
敷地内にある主要な建物は１９８６年に建築された東病棟と１９７１年建築の西病棟。東病棟がＲＣ造地下１階地上６階建て、延べ床面積７９０６・３�u、西病棟はＲＣ造地下１階地上５階建て、延べ床面積７５８１・１２�uとなっている。解体設計でアスベストの使用が確認されている。
新たに建設する施設の機能などは内部で検討中。２０２０年12月に旧公立藤岡総合病院利活用検討委員会が同病院跡地利活用について、提出した提言書には機能と施設で２つの方針が示された。
【基本方針�@】
◇子育て支援＝子育て相談センター、屋内遊技場◇若年層向け＝音楽・ダンスなどスタジオ、学習室◇高齢者向け＝シルバー人材、活動センター、交流サロン◇生涯学習＝図書館、ギャラリー◇健康増進＝運動施設、介護予防施設◇生活関連＝住居、市庁舎、防災・減災
【基本方針�A】
◇集客・娯楽＝公園、遊園地、イベント会場、コンベンション施設、ホール◇収益性＝飲食店・書店・宿泊施設などの民間施設◇事業・就労支援＝シェアオフィス、起業支援施設、商工会議所、ハローワーク、市商工部門◇観光・経済振興＝周辺店舗・施設などとの連携、観光案内所