高知県土木部は、2021年度に県営住宅船岡南団地の全面的改善の第2工区として、R3棟の工事に着手する。現在第1工区として進めているR1棟とR2棟の工事が完了し、R3棟の入居者の転居後、10月以降に着工する。建築主体、電気設備、機械設備の一般競争は第2四半期中の公告を見込む。
既存住宅の規模は壁式プレキャスト鉄筋コンクリート造5階建て延べ1844平方b。全30戸。工事内容は、第1工区と同じで、各戸の内装や配管の更新など内部の全面改修の他、エレベーターの新設、鉄骨造の外付け階段・廊下・エレベーターシャフトの増築、外構、物置、駐車場、舗装などを進める。
22年度には、第3工区としてR5棟とR7棟の全面的改善工事に着手する。両棟とも規模や工事内容はR3棟と同じ。第2工区と第3工区の主体設計は上田建築事務所(高知市)、設備設計は常石設備設計室(高知市)が担当した。
残るR4棟とR6棟については、22年度に設計を委託し、23年度に工事発注する予定。
船岡南団地は1980年建設。老朽化対策に加え、現在の公営住宅の基準を満たすため、躯体を残し全面的に改修する。所在地は高知市神田207。
提供:建通新聞社