国土交通省四国地方整備局は、2020年度3次補正予算成立に伴い同局関係の予算概要を明らかにした。配分額は直轄453億円、補助・交付金738億円の計1191億円。「防災・減災、国土強靱(きょうじん)化の推進など安全・安心の確保」に1147億円を充て、気候変動を見据えた府省庁・官民連携による流域治水対策や、災害に強い国土幹線ネットワークの機能強化対策を推進する。国庫債務負担行為(ゼロ国債)として76億円(うち直轄75億円)も配分した。
「安全・安心の確保」では直轄452億1600万円、補助・交付金694億6600万円を配分。治水事業に277億4000万円(うち直轄256億4000万円)、海岸事業に13億0700万円(全て直轄)、道路事業に227億2500万円(うち直轄133億3600万円)、港湾整備に46億5600万円(うち直轄45億2600万円)、市街地整備に2億円(全て補助・交付金)、国営公園等事業に4億0700万円(全て直轄)、社会資本総合整備に587億3700万円(全て補助・交付金)―を充てる。
「ポストコロナ」では直轄に6700万円、補助・交付金に43億2600万円を配分。道路事業の補助・交付金に8億9000万円、市街地整備の補助・交付金に2億円、社会資本総合整備の補助・交付金に32億3600万円を投入する。
ゼロ国債では道路事業に16億4200万円、治水事業に7億4100万円、道路事業に40億5000万円、港湾整備に11億3000万円、都市水環境整備に7000万円を配分している。
四国4県別の補助・交付金を見ると、徳島県が「ポストコロナ」の16億5900万円、「安全・安心の確保」の236億4900万円の計253億0900万円。香川県が「ポストコロナ」の12億7700万円、「安全・安心の確保」の65億2900万円の計78億0600万円。愛媛県が「ポストコロナ」の7億8200万円、「安全・安心の確保」の176億1200万円の計183億9400万円。高知県が「ポストコロナ」の6億0800万円、「安全・安心の確保」の216億7500万円の計222億8300万円。
提供:建通新聞社